唐突だが僕には友達がいない!
泣けてきた(笑)
正確にはキャンプ友達が居ない!
去年、中学と高校の同窓会があり、何人かに声をかけたのだが、キャンプを始めようとする奴は居ない。
まぁ、中学の同級生なんかは30年振りに会った同級生ばかりで、急にキャンプしようと言われても不気味だろう(笑)
以前のブログに登場したN県警の皆さんに、神がかりな勘違いをさせたTとは、蛍キャンプの約束はしているが物足りない。
やっぱり、アイツやなぁ!
アイツとは?
僕の卒業した高校はバレーボールの名門であり、3年のインターハイでは全国優勝している。
しかし、学生の大半は、いい加減な遊び人が集まることの方が、バレーよりも有名で、中でも学園祭は近隣の女子高生で溢れるほどだ。
そんな学校なので、インターハイの全国優勝なんて夏休み明けに知り
『バレー部優勝したんやて』
『インターハイ出てたんや』
てなレベルの話題だったぐらいだ。
どのぐらい、いい加減な学校かというと、遠足は基本的に各クラスで場所を決めるのだが、めんどくさいの《大阪城》で、スケジュールは終日自由とし、大阪城禁止令が出たほどだ(笑)
ついでにいえば、学園祭の出店に僕が《散髪屋》と提案すると可決されかけて、担任が勝手におでん屋にしたぐらいだ(笑)
泣けてきた(笑)
ねぇ。アイツってドイツ(笑)
アイツといえばコイツなのだが、ソイツは高校の同級生であり、今は仕事仲間でもありながら、得意先の社長でもあるHである。
僕とHは同級生で同じクラスであったが、高校時代に会話をした記憶もない。
因みにHはバレー部だったが、3年間の部活で1度も試合出場がないという偉業を為し遂げた奴だ。
20年ほど前に得意先で再会しても、友達という付き合いではなく単なる仕事の付き合いだったが、僕のブログに登場したMさん指令で共同で仕事をしてるうちに公私に渡り付き合うようになった。
Hを一言で言う。
子どもだ!
しかも
いうことを聞かない子どもだ!
そして
意地っ張りな子どもだ!
なおかつ
我慢できない子どもだ!
とにかく
計画も一切できない子どもだ!
ねぇ。友達じゃん(笑)
泣けてきた(笑)
口癖は
『ぱーっとぱぱっとやったらしまいやん。』←意地っ張りな時。
『きゃはっ!』←いたい所を突かれた時。
だ(笑)
これだけで、Hのことを解るわけがないので具体例を挙げると。
ある日、Hから電話があり近くの現場に居るのだが、収まりが悪いから鉄筋を曲げさせてくれとのこと。
うちの曲げ機は腰の高さぐらいなので、横に同じ高さの作業台があるのだが『ガシャーン』と鉄筋を床にぶちまけるH。
それを見た弟はこう言った。
弟『兄さん。なんでわざわざ床にぶちまけますのん?』
H『ぱーっとぱぱっとやったらしまいやん。』
そして、曲げた鉄筋を『ガシャーン』と床に落とすH。
弟『兄さん。ぶちまけたんが、箱を空にするためやと百歩譲って正解として、なんで曲げたやつ箱に入れませんのん?』
H『きゃはっ!』
という感じだ(笑)
泣けてきた?
とにかく、Hは仕事もプライベートも計画せずに本番に挑む奴なのだ。
だから、僕は常々Hに言っている。
僕『お前…ちょっと考えるとかないの?』
H『ぱーっとぱぱっとやったらしまいやん。』
僕『それで毎回エラいめに遇ってるやんけ(笑)』
H『きゃはっ!』
だ(笑)
泣いてる?
Hには、中1の女の子、小6と小2の男の子がおり、ファミリーキャンプ向きな家族構成で、奥さんも自然が好きでアウトドアに興味があるという。
しかし、奥さんからするとHが何もしないから、すべて自分がしなければならず躊躇してたが、教育にも良いだろうから行きたがっていた。
問題はHである。
ちょっとでも暑いとクーラー、ちょっとでも寒いとストーブという奴だ。
ちょっとは我慢せぇ(笑)
僕は去年の秋からH一家をキャンプに誘っているのだが、なんだかんだと理由をつけては断るH。
東吉野ふるさと村のパンフレットを渡しておいたが、行かないだろうと諦めていたのだが、ある日Hから電話があった。
H『宇陀がんばる村、3月やった?日月で行くわ。』
ちょいちょい間違ってるが、なぜだろうか?
僕『やっと、子どものこと考えるようになったんか!』
H『はぁ?』
僕『いや、子どものためやろ?』
H『俺、ラジコン買うたやろ。どんな所でも登るから走らせたいねん!』
僕『全部お前の都合やんけ!』
H『きゃはっ!』
理由はどうであれ、宿泊施設であっても、大きな一歩である!
まぁ、最終的に予約に踏み切ったのは、宿泊施設にはエアコンが付いてることを知ってからだが(笑)
大きな一歩を踏み出したのはいいが、最大の山がHの前にそびえ立っている。
それは
Hは東吉野に到着できるのか?
ということだ!
Hはとんでもないレベルの方向音痴というか道音痴なのだ!
20年以上の付き合いなのに、自社からうちに迷わず来れたのは最近というレベルだ!
しかも、行き道を変えると今でも迷うレベルだ!
しかも、前述の通り計画などは絶対にしない!
多分、到着できずに引き返して夫婦喧嘩になるだろう!
家庭崩壊だ!
ねぇ。なんでそうなの(笑)
僕はどのルートからでも行けるが、人間カーナビと言われてる僕ですら、初回は迷ったぐらいだ。
東吉野へのルート
①165号線から国道を乗り継いで到着するルート。
高速代もかからず、下道の割にはスムーズに進めるが、読図能力と方向感覚も必須。
結論 Hには無理(笑)
②西名阪天理インターまで高速を使い途中で①に合流するルート。
やや、高速代はかかるが下道の若干渋滞ポイントは避けれるので最短であるが、途中からの下道が①と同じ。
結論 ちょっとましだがHには無理(笑)
③名阪国道針インターまで高速とバイパスを使い、だいぶ東に走り南下して①に合流するルート。
上をかなり走るので①②に比べ北上しており、下道を走る距離が多くなるのと1ヶ所、正解は右折なのだが左折してしまうであろう交差点がある。
結論 難易度はかなりましだがHだから無理(笑)
全滅やないかっ!
泣けてきた(笑)
なぜ、下道が迷いやすいかというと直接に東吉野と結ぶルートではないので、道路標識が少ないのである。
当たり前だが、道路標識にすべての地名を書けないので、この道路の最終目的地と直近目的地を書けば事は足りるのだ。
どうすれば、Hを東吉野に到着させて家庭崩壊の危機を救えるのか?←考えすぎやっ!
悩める僕に東吉野の神が救いの手を差し伸べたのだ!
サンビレッジ曽爾に行った時、その標識があった!
東吉野↑東吉野→東吉野↑
これが奈良北部と東吉野へ直接に結ぶルートだ!
しかも、このルートなら前述の交差点を左折するのが正解なのだ!
少し遠回りだが、カーナビを持ってない僕は、カーナビの気持ちになって考えてみた!
僕がHのカーナビならHでも到着する、このルートを選ぶ。
最後の難関が
『このルートをHが選ぶか』
だ!
Hの性格知り抜く僕は、Hにルートを選ばせる罠を仕掛けた。
H夫婦が揃っている時間にHの会社に行き、各ルートを地図を書きながら、詳しく説明した上で
『絶対にこのルートで来いよ。直接ルートはお前には無理(笑)』
と嘘をつく!
すると
『俺、針から直接のんで行くわ。』
『ぱーっとぱぱっと行ったらしまいやん。』
見事、罠に掛かるH!
Hは、いうことを聞かない子どもであり、意地っ張りな子どもだ(笑)
僕の教えたルートではなく、違うルートで到着したいのだ!
読み通り(笑)
果たしてHは到着できるのか?
しかし、まだ不安だ…
ねぇ。一番簡単なのに(笑)
Hについて、僕しか気づいてない不安要素がある。
Hに今風のペイント柄のジーンズを履かせたら、どっから見ても
〈山|健〉組系の組員
にしか見えへんやないかっ(笑)
今の状況で、夜の繁華街に行かせると危険だ!
だから、繁華街好きなHはキャンパーになるしかない(笑)
写真は《天橋立》でのHの後ろ姿だが、一人で充分な仕事なのに、寂しいという理由で僕を無理やり連れていき、ついでに観光した時のものである。
やはりHは子どもだ(笑)
というわけで、明日から2泊3日で東吉野ふるさと村に行ってきます^^