僕が、秋キャンプを楽しんでいた頃、ピーカーな弟は、ある計画を考えていた。
それは、冬キャンプ究極のギアである《薪ストーブ》の導入である。
それも、自作での導入だ!
入道みたいな頭なのに!
しかも、娘に『父ちゃんの頭はキレがありますなぁ!』と頭をキュキュッとされながら、髪の毛は切ることが出来ないのに、キレがあると言われているのにだ!
うん。誰がうまいこと言えと(笑)
解りやすく、CMに例えるならば、今田こうじのCMで洗った食器のキュキュッとぶりなんて、弟の頭のキュキュッとぶりの前には、ぬるぬるのコッテコテな、中華屋の厨房の床だ!
うん。もう、やめようか(笑)
薪ストーブを作るのか、買うのか迷っているかの弟。
僕は、どうしても自作が見たくて仕方がなかった。
今週末の11月28日から1泊2日で、カントリーパーク大川に行くらしいのに、作る気配すらない。
気配で思い出したが、毛生えシャンプーに効き目がないのは、お試し済みである。
泣けてきた(笑)
しかも、今週末は今年一番の寒さだし、大川辺りは氷点下になるかも知れない。
てか!自作薪ストーブを見たいんやっ!
そして、とうとう金曜日を迎えた。
結局、作らないと思っていたが、FB(フラットバー)と呼ばれる、定尺の鉄板を物色し、ガスバーナーの用意をした弟。
来た!煙突の突っ込み口を作る気だ!
このガスバーナーは、アセチレンに火を着けて、酸素で支燃するというバーナーであり、キャンプで炭や薪に火を着けるバーナーではない。
うん。解ってるよ(笑)
このアセチレンというガスは、皆さんもご存知のプロパンガスやメタンガスと同じ液化石油ガスだが、C(炭素)とH(水素)の結合が特殊なため、プロパンガスほどの安定性がなく不安定なガスだ。
因みに、メタンガスは、昔は100円ライターで、メジャーであったが、今やマイナーな存在である。
解りやすく、最近分裂で話題の世界の余波を受けるかも知れない人で例えるならば、プロパンは世界の次郎で、アセチレンは素敵やん♪の紳助に、メタンは宝石の研二だ!
ヤバい三兄弟♪
うん。滅茶苦茶やん♪
そして、FBをバーナーで炙り、円形の治具に沿って曲げていく弟。
わくわくしている僕だが、出掛ける時間のタイムリミットだ…
残念だけど仕方がない。
チャチャっと済ませて、帰ってくると自作で作れない、煙突と強化ガラスは買ってきたようだった。
うちにある鉄板を切断仕様にしたガスバーナーでボディ部分の部材を切断し、それらを溶接していく。
中には、当然ながら二次燃焼を起こすための酸素吸引システムである、パイプも装備している。
所謂、佃オリジナルバルブシステムだ!
いや、帝国重工の純国産ロケットだ!
これで、海外に倍返しだ!
うん。激しく違う上に、ドラマも違うよね(笑)
そして、遂に念願の薪ストーブが出来たのだ!
『こんなもんやろ。』
とストーブの中に煙突を入れていく弟。
……………………………
燃
焼
実
験
は
し
な
い
の
?
自作の薪ストーブが見たいのだが、正確には『薪が燃えている薪ストーブが見たい』のだ!
焚き火台は焚き火をしてナンボなわけだ!
『お前がナンボのもんやねん!』
てな、関西風のヤカラではなく!
極端に言うならば、焚き火台を見ただけで、暖かくなる奴はいないし、クーラーボックスを見ただけで、酔っぱらう奴はいないのだ!
まぁ、今から燃焼実験をすれば、火の始末なんかで遅くなるし、一刻も早く帰って、ビールを呑みたい僕は、燃焼実験を諦めた。
ねぇ。ビールのKO勝ちなの?
そして、帰って《たえ》に弟の自作薪ストーブの写真を見せて説明した。
『見てるだけで温くなりそう。』
ここにおった!!!!!
泣けてきた(笑)
このブログは、僕の想像を超えた自作ギアの作り手である《mel》さんと、僕と同じニオイがし、慈悲深い(笑) 《ひーろ》さん宛に書きました!
僕達は心の三兄弟だ!
もし、3グループドッペラーがいたら、それは!
僕達心の三兄弟です!
うん。ねぇわ(笑)
で、読んでくれなかったというオチになったりしてOrz
す、す、素敵やん♪
また、泣けてきた(笑)
さらっと書きましたが、弟は片手間で半日で、薪ストーブを作りました!
コイツが
[photo:3]
ソイツ