お洒落キャンパーへの道《庵の郷キャンプ 失われた幻の絶技とたえの秘技は奇縁を呼ぶ!》

taetochan

2016年04月21日 13:47

管理人さんの驚きのご好意により、管理人さんの家のお風呂に入ることになった僕達。

次はいよいよ設営である。

当日の天気予報での最高気温は17度となっているが、標高の高い天川村は夏でも夜は涼しいらしいので、電源サイトをお願いしておいた。

電源サイトはデッキサイトとなっており、当日は僕達だけなので自由に使って良いとのことだ。

とにかく《たえ》の要望で川が見えて、陽当たりの良い場所を選んで、設営に取りかかる。

えーっと、まずテント内にコの字のリッジフレームを差し込む。

クッククッ…

………………………


まぁ、後でええか(笑)←また後回し!

で、寝室側にブラウンのフレームを2本交差するように入れて、リビング側は黒のフレームを同様に入れる。

そして、テントの足元にあるピンを片方のフレームに差し込む。

そして、フレームをしならせてテントをゆっくり立ち上げる。


しなりまくるフレームが折れないかという恐怖と戦いながら、なんとか1本づつピンをフレームに差し込む、なんとかかんとか立ち上げ、デッキ用のフック状のネジをペグ代わりにして設営完了。

僕達が設営に慣れるのか判らないが、設営できたので良しとしよう!

汗だくになったことと、初めての2ルームテント設営後のビールは、今までのビールの中でも最高レベルの美味さだった。

するとお姉さんが、会計を済ませてお釣を持って来てくれたのだが『200円だけですけど…』とオマケしてくれていた。

こういう気遣いに感謝だ。

さらに『お風呂の確認をして欲しい』とも言う。

ああ!家の風呂の使い方とかの確認かなと思ったのだが、なんとキャンプ場の風呂の水圧が上がり、風呂とシャワー1台はお湯が出るという!

なんとも、嬉しい誤算の連続で縁を感じた僕達だった。


お昼前なので、僕は昼御飯の為に火を起こしていると《たえ》は川辺で無邪気に遊んでいる。

遊び飽きたのか、川辺から後に手を組んで帰ってくると、両手で棒を持ち恭しく差し出した。

た『そなたに打狗棒を授けよう。』

態度は恭しいのだが言葉は上から(笑)

いつも、微妙に間違っているのは、たまに傷が多すぎるのがたまに傷の《たえ》だ(笑)


打狗棒(だくぼう)とは、丐幇(かいほう)という古来中国に存在した、漢民族による物乞い集団の組織の幇主が持つ竹の棒である。

因みに、丐幇の幇主になるには、素手で闘う《降龍十八掌》と打狗棒で闘う《打狗棒法》を会得しなければならない。

どちらも今となっては失われた絶技である!


ついでにいえば《たえ》の持ってきた棒は木の枝なので、そもそも打狗棒まがいの棒ですらない(笑)

ねぇ。この豆知識まがいなに(笑)


昼御飯なのだが、バカの一つ覚えのチキンソテーばかりするわけではない。←思いっきりバカの一つ覚えやっとったやないかっ!


今日の昼御飯は、ダッチオーブンでの《蒸し鶏》だ!

ねぇ。あまり代わり映えが(笑)


しかも、底上げの網の下に鶏のエキス入りの水が残るので、晩御飯のうどんに利用するわけだ。

この蒸し鶏は最高だった。

次回もしよ!←バカのなんとか(笑)


ここで、天川村と庵の郷を紹介すると。


アクセスについて

前回のブログでも書いたが、大阪からなら、国道309号線から県道53号線ならば、絶対と断言できるほど迷うことはない。

200000分の1の地図を見るとカーブはあっても、右左折はないように見えるが、60000分の1の地図を見るとそれなりに右左折はある。

では、なぜ迷うことはないとが断言できるかというと、大峰山が世界遺産であるから、すべてのポイントで大峰山方向の標識があるので迷わず大峰山方向に進めば良いからだ。

それに県道53号線と交差する道路もないので天の川方向も、県道21号線の洞川方向も迷うことがない。

というか、逆に迷いたくても迷えない(笑)

ただ、県道の一部の狭さに不安になり迷ったように思えるが、それは道の迷いでなく気の迷いなわけだ(笑)


川について

天の川の下流にあり、その上流にダムがあることから、水質はどうかと思っていたのだが、透明感もあるし少し深い所はブルーで清流感に溢れている。
流れも激しくなく安心して川遊び出来そうだ。

キャンプ場について

流石は天川村で、さまざまなキャンプ場やコンテナハウスなどなどと個性的なものもあり、いろんなキャンプ場を見て来たが、どこもバンガローやコテージは綺麗に見える。

十津川方面のキャンプ場は全体的に小さいキャンプ場で、洞川方面のキャンプ場は大きく、中でも洞川キャンプ場は大きなキャンプ場で、洞川方面は避暑に良い思う。

庵の郷さんについて

噂より広いという印象であり、小石サイトとデッキサイト、川辺サイトの3サイトがあり、電源はデッキサイトのみだと思う。
繁盛期に大型テントはギリギリと思うので、サイトの広さは要確認。
その他、バンガローが2棟と管理棟の上層部と横に宿泊施設もある。

管理棟は売店とレンタル品が置いてあるので、ちょっとした忘れ物があっても大丈夫だ。

その他、中央棟という施設があり、この中にトイレや風呂や休憩室もあり利用者にやさしい設備だ。

そして、なんといっても管理人さんの気遣いがありがたく、なんとかしてあげようという気持ちが嬉しく、お姉さん手作りの《オカラ蒟蒻》を差し入れて戴いたのだが、これが美味しくキャンプ場の名物になると思った。


蒸し鶏を食べて、焼きそば1人前を半分分けして、昼御飯を終えた僕達。

のんびりしていると2羽の鷹が上空を優雅に飛んでいる。

野生の鷹なんて、滅多にお目にかかれることはなく得した気分だ。

なぜ、鷹というのはあれほど優雅なんやろと考えてると《たえ》が言う。

『あれで呼んで!』

《たえ》の日本語には主語や文法という概念はない(笑)


一例を上げるなら

『ここでおかして』

!!!!!!!

などとギョッとすることをたまに言う。

この言葉を正しく訳すと

『ここに荷物を置かせて』

だ(笑)


要するに、『口に指を入れて吹く口笛を吹いて、鷹を呼んで』という意味だ!

野生の鷹が口笛を吹いて呼べるなら鷹匠なんて職業はない(笑)

僕『俺、よう吹かん。』

た『男の子は全員吹けるんちゃうん?』

どこで、そんな情報を得たのだろうか(笑)

口笛とは性別で吹けると思っているのか?

はたまた、男の子は口笛を吹けての男の子なのか?


すると《たえ》は口に指を入れて口笛を吹こうとしている(笑)

何度かするが吹けない。

すると《たえ》は


『ピー!』

『ピー!』

『ピー!』


と口で言い出した(笑)


さらに言った。

『ちゃうわ!』


そりゃ違うわな!


すると今度は!



『キー!』

『キー!』

『キー!』

『これもちゃうわ!』

『どんな音やったっけ?』


そういう問題ちゃうわっ!

泣けてきた(笑)



その時、なんと!新たに1羽の鷹が飛んで来た!

『来たやん!』


至誠天に通ず

とは、こういうことなのか奇跡なのかは解らないが、僕達は庵の郷に奇縁があったのだろう!


因みに、その棒は打狗棒まがいにもならないと僕から指摘を受け、またもや川辺に降りて竹の棒を拾ってきて最後まで

『決闘したい!』

と言い続けていた(笑)

もし、どこかのキャンプ場で僕達を見かけたら、決闘を申し込まれるかも知れないので御用心ください(笑)


次回『奇跡の東吉野キャンプと進化する秘技』に続く。


幻の絶技《打狗棒法》らしい

ハイ!



ハイ!ハイ!ハイ!



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