本来ならば、前回に書いた続編の友達Hは東吉野に到着出来たのか?という話を書くべきですが、今回と東吉野のキャンプでの出来事がリンクしているので、先にこの話を書くことにしました。
3月始めの話ですが。
新幕デビューが駐車場で、しかも弟の設営という僕達の《ロゴス ドゥーブル》
この野郎がキャンプ場でそびえ立つのか?!
ねぇ。可愛くて仕方がないのよね(笑)
テントなんて物は立ってなんぼである!←立てられなかった奴が言う(笑)
敢えて言わせてもらえれば、僕が親でテントが子供とすると。
赤ちゃんが産まれた時の感動は、テントを購入した時であり、赤ちゃんが初めて歩いた感動は、テントを初めて立てた時だ!
その後、月日は流れて赤ちゃんが成人したのに引きこもりのニートになったならば『自立せえ!』と僕は言うだろう!
赤ちゃんが成人するぐらいの月日が流れているのだから、その頃は老人の僕達だから自立するテントを開発してもらわないと困るわけだ。
ねぇ。この切なさはなに(笑)
というわけで、今回のキャンプは初めて天川村に行くことにした僕達だが、天川村のどのキャンプ場を選択するのか?
洞川温泉に近いキャンプ場にするか、十津川方向のキャンプ場にするか、天川村人気No.1と言われるキャンプ場にするのかの3択であるが、僕には決めているキャンプ場がある。
それは、豪雨の被害に遭い土砂崩れで壊滅的なダメージを負った、国道309から十津川方向にあるキャンプ場である。
温泉街に位置し、口コミいわく《千と千尋の神隠し》のような雰囲気と言われている洞川温泉街は魅力的だが、人情的にはダメージを負った地域に行くのが僕の生きざまだ。
人間に大切なのは、義理人情である!
ねぇ。ドッペル捨てて、ロゴスも捨てての、再ドッペルよね(笑)
泣けてきた(笑)
そして、休みが取れた僕は前日夕方に予約電話をした。
『プルルル、プルルル、プップップッ、ただいま呼び出しましたが近くにいません。』
再度電話するも
『同上』
その後も何度か電話したのだが結果は同じであった。
先週も行きたかったキャンプ場に行けなかった僕達だが、2週連続で行けなくなることなど想定外である。
想定外で思い出したが、このブログを書き始めたのは3月10日で、もうすぐ大震災から5年になる。
お亡くなりになられた方々に心からご冥福をお祈り申し上げます。
震災後に政府高官や行政官僚、電力会社関係者が、事あるごとに口にしていたのが『想定外』という言葉だ。
想定外という言葉ほど、言い訳に便利な言葉もないんじゃないかと思う。
今の日本の地震学界では反主流だが《ゲラー博士》の言う、地震や津波などは予知できないという考え方が増えてるし、現に予知できてないではないか。
つまり、ゲラー博士は『いつどこで地震が起こるかも知れないから、国はインフラ整備をして、国民は安全の確保をせよ』と言ってるのだ。
予知できないのだから、想定外ではなく、予知できないという前提なのだから、全て想定内ということだ。
何を言いたいかと言うと
『ここは日本です。』
と想定して福島原発を施工すれば、原発事故はなかった可能性が高いということだ!
なぜかというと福島原発はアメリカの設計管理であり、自然災害は《ハリケーン》を想定しているので、緊急時の電源などは《地下格納》形式を採用している。
日本の原発には日本の主な自然災害である地震や津波、台風といった災害を想定すべきだったのだ。
現に高台にある女川原発は無事で避難所にもなったのだから。
それと、もう一つ言いたいのは、当時のニュースなどに専門家として出演していた、大学教授などは口を揃えて『メルトダウンしていない』と言っていたが、結果はご存知のとおり
緊急時電源喪失→冷却不能→メルトダウン→水素濃度上昇→水素爆発→メルトスルー
であった。
その専門家の中でも《諸葛》教授は特に強調していたが、結果が明らかになると出演どころか沈黙したまんまだ!
《名は体を表す》
モロ クズ(笑)
因みに僕は推進でも反原発でもありません。
施工前にアメリカに官僚なども視察しているし、許認可もあるのに日本の自然災害を想定しなかったのかは不思議だが、考えられるのは余計なことや責任問題になることは、国益になることや国民の為になることであってもしないという姿勢だと推測する。
他の国ならば、国益になることは責任問題になってもする。
こういう事例があるらしい
昔、韓国でプロ野球の機運が高まり、スタジアムの視察に日本を訪れた視察団は、帰国後スタジアムの設計に、外野スタンドにイスではなく《ベッド》を設置するよう意見したという。
なぜなら、視察団が観戦したのは当時の《パ・リーグの消化試合》であり、寝転がって観戦する観客の姿を見たのだ(笑)
マヌケな都市伝説のような事例だが、僕は彼らの方が正しいと思う。
ねぇ。最近の流れなに(笑)
と行きたいキャンプ場に行けないことも、想定しなかった奴が言う(笑)
『今回も縁がなかったか』と思いながら、天川村で通年営業のキャンプ場の情報を調べると意外と少ないことに気づく。
せっかく天川村まで行くのだから、僕達に合ったキャンプ場に行きたいのだが、時刻はすでに夕方で受付時間もあるだろうから、家に帰ってから調べて当日でいいかとも思ったのだが、やはり行きたいキャンプ場が気になる。
これが最後と電話をかける。
『プッ、プルルル』
『はい。もしもし』
繋がった!
僕『庵の郷さんでしょうか?明日、テント1張りなんですが、電源付きサイトは大丈夫でしょうか?』
庵『明日ですか?』
僕『明日は無理ですか…』
庵『いえ、ありがたいですよ。』
僕『できましたら、10時頃の早めのインでお願いしたいんですが。』
庵『10時ですか…』
無理っぽい雰囲気だ!
庵『10時なら、掃除が終わってないんですけど、それでもいいならいいんですけど掃除が…』
掃除が終わってないから、掃除中でも構わないならと申し訳なさそうに言う人柄の管理人さんだ!
後は、僕達にとっての肝心な話である風呂もOKとのことで予約完了。
僕の行きたかったキャンプ場とは《庵の郷》だったのだ。
アーリーインをお願いした限り10時必着を絶対とし、7時に出発した僕達。
国道309号線で天川村に行くルートなのだが、問題は309号線に入るルートなのだ。
以前の僕のブログに登場した309号線に面した御所在住のK社長が言うには
『自分所から、俺ん所までやったら、俺は1時間かかりませんで。自分も1時間かかれへんかも知れんけど、それやったら俺、夜中のガラガラな時間走ってでも30分を目指しますで!』
とのことだ(笑)
というわけで、外環南下の309号線ではなく、K社長推薦の国分から御所方面へ走り309号線へのルートを選んだ。
ストップウォッチでのタイムは約53分。
今度、K社長に報告しよ(笑)
下市町を抜けて峠を超えれば天川村だが、ダンプカー等の工事車両が多く走ってる上に、すれ違い困難な狭い箇所が多いので注意が必要だが、僕からすればダンプを捕らえて、その後を走れば何の問題もない(笑)
この辺りから、あちらこちらにキャンプ場の看板があり、新川合トンネルを抜ければ天川村だ。
そして、川合交差点を右折して、県道53号線を20分ほど走ると庵の郷に到着するのだが、この県道の狭さに道間違いと思う人も居るようだが、この県道しかないので間違いようがない。
予定より早く、庵の郷に到着して、管理人のお姉さんに説明を受けたのだが、なんと『今日は水圧が上がらないので、シャワーも風呂も使えないので、車で数分の温泉に行って欲しい』とのことだ!
残念な事態に驚いた僕達!
しかし、本当に驚くのは管理人のお姉さんの次の言葉だった!
『うちの家のお風呂で良かったら入れます…良かったらですけど…』
!!!!!!!
会って数分の人間に対して、家のお風呂を提供するお姉さんの人間性と最後に電話をかけて繋がった縁に感謝だった!
この後も奇縁は続いた。
次回『幻の絶技と《たえ》の秘技』に続く
ねぇ。原発の話いんの(笑)